福島区の野田駅(JR)から徒歩約1分にある歯医者「野田駅前歯科クリニック」。
親知らずの抜歯など歯科口腔外科を担当する稲田です。
親知らずの抜歯について悩んだことはありませんか?
強い痛みなど何か困りごとがある場合ならまだしも、特に異常がないタイミングでの抜歯は、なかなか踏ん切りがつかないものです。
なぜ、親知らずは抜歯を推奨されることが多いのでしょうか。
今回は、親知らずの抜歯について解説させて頂きます。
親知らずは一番奥に生える歯であり、完全に生えきらないケースも多いです。
そのため歯ブラシが届きにくく、歯磨きが非常に困難な場所になります。
親知らずの大部分が歯茎に埋まっている状態では、食べ物も詰まりやすいでしょう。
その結果、親知らず周囲の歯茎が腫れて不快な痛みを生じることになります。
重症化すると、口が開けにくくなったり、喉元まで痛みが波及することもあります。
疲れが溜まっているときなど、体の抵抗力が低下しているタイミングで痛みが出ることが多く、繰り返される痛みに頭を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このような状態が続くと、歯茎の下の骨が溶けてしまいます。
親知らずの存在が最も厄介であると感じるのは、親知らず自体だけではなく、その周囲の歯に与える悪影響だと言えます。
親知らずまで歯ブラシが満足に届かず、手前の歯までもが虫歯になってしまうケースが多くあります。
親知らず周囲が不潔である状態が続いた結果、手前の歯を支える骨を溶かす原因となり歯周病にも進行してしまいます。
また親知らずの方向によっては、親知らずが生えていなくても歯茎の下で手前の歯との間に虫歯ができてしまうこともあるのです。
横向きに生えている親知らずには要注意です。
矯正治療を経験した方の多くは、親知らずの抜歯も治療計画の一つだったのではないでしょうか。
特に横向きや斜め方向に存在する親知らずの場合、歯列を後ろから押してしまい歯並びにも影響を与えやすいと考えられています。
年齢とともに歯並びが変化する原因として、親知らずもその一因であるケースがあります。
親知らずは完全に歯茎に埋まっている場合も多く、そうなると歯茎を切ったり骨を削ったりと外科手術のような処置となります。
処置した部位には少なからずダメージが残り、歯茎の腫れや痛みがしばらく続いてしまうことがあります。
ごく稀にですが、抜歯による感染や感覚障害などのリスクもあります。
まっすぐ生えているような親知らずは、入れ歯やブリッジ、歯列矯正など歯科治療に活用される場合もあります。
しかし親知らずを抜歯してしまうと、そのような親知らずを使うという治療の選択肢は無くなってしまいます。
横に向いていたり大きな虫歯ができている親知らずの場合は、歯科治療に活用されることはほとんどありません。
噛み合わせにも関与していないことの多い親知らずは、そのリスクの多さから抜歯が好ましい場合が多いです。
もちろん、まっすぐ生えていたり、歯並びへの影響が考えられない場合など、抜歯の必要がないケースもあります。
抜歯を希望されても、お痛みなどの症状が出ている状態では、麻酔がしっかり効かなかったり予後の不良が考えられたりと、すぐには抜歯することができません。
お口の中の様子やレントゲン撮影から、今後症状が出る可能性や抜歯の必要性の有無をお伝えすることができます。
親知らずの抜歯に関しまして、まずはお気軽に当院へご相談ください。
親知らず抜歯のメリット、デメリットや抜歯の必要性などしっかり検査・診断させて頂きます。
福島区の歯医者
野田駅前歯科クリニック
口腔外科専門医 稲田 歯科医師