福島区野田の歯医者「野田駅前歯科クリニック」で歯科口腔外科を担当する稲田です。
顎関節症の症状と、その治療法について以前のブログでご紹介しました。
⇒顎関節症の治療について
では、発症してしまった顎関節症状を放っておくことでどのようなリスクが考えられるのでしょうか。
今回は、放置されがちな顎関節症状と、そのリスクについてご紹介します。
・あごが痛む
・口が開かない
・あごを動かすと音がする
3つを主な症状として持つ「顎関節症」ですが、その原因は多岐に渡るため明確にならないケースも多いです。
・噛み合わせ
・歯ぎしり、くいしばり
・頬杖や悪い姿勢
・外傷
・大きな口を開けた、硬いものを噛んだ
・左右片方ばかりで噛む癖がある
・ストレス、緊張、不眠
など
上記のような原因と、ご自身の顎関節や顎を動かす筋肉とのバランスによって顎関節症状を引き起こすのです。
さらに「外傷」も顎関節症状を発症させるきっかけとなります。
顎関節症が発症してしまった原因を明らかにし排除できれば、最も有効な治療法だと言えるでしょう。
しかしながら、上記のように心理的な要因も考えられる「顎関節症」の原因を一つに絞ることは非常に困難です。
原因が多岐にわたる「顎関節症」ですが、その原因が「頬杖や悪い姿勢」である場合、日常生活で予防したり症状に対応することも十分に可能です。
また、ストレスや緊張を感じる場面に心当たりがあったり眠れない日が続いている場合、可能な限り生活習慣を見直してみることも効果的でしょう。
「歯ぎしり、くいしばり」がその原因である場合、日常生活での予防に加えて、マウスピースの装着が有効である場合も考えられます。
しかしながら、顎関節症状の原因が「噛み合わせ」によるものである場合は歯科医院での治療が必要かもしれません。
歯が欠けたり、すり減ったりすることで顎関節症状が出ているならば、適切な噛み合わせに調節することで症状が緩和されます。
ごく稀ですが、そもそも顎の形が適切でなかったり、上顎と下顎の大きさのバランスが崩れていることで、顎関節症状を感じる場合もあります。
「顎関節症」を放っておくことは、その痛みや音などでストレスを増幅させるばかりでなく、不適切な噛み合わせが悪化したり、食事が思うように取れなかったりと心身へのダメージに繋がってしまいます。
なかなか改善されない症状をお持ちの方は、顎関節専門にみれる口腔外科専門医も在籍しておりますのでお気軽にご来院ください。
福島区野田の歯医者
野田駅前歯科クリニック
口腔外科専門医 稲田 歯科医師